顔の印象を大きく左右するのは眉毛です。輪郭や見せたい雰囲気によって眉毛にはさまざまな種類があります。形を整えるだけで、清潔感や引き締まった印象を作れる眉毛は、あか抜けたい男性におすすめのお手入れと言えるでしょう。

 

この記事では、メンズ向けの眉毛の種類や整え方を分かりやすく解説します。初心者の方にも実践しやすい眉毛カットの方法や上手くいかないときのアドバイスも紹介しているので、参考にしてみてください。

メンズは眉毛の形で印象が激変する

男性の身だしなみと言えば、これまで髪型や髭のお手入れなどに注目されていました。確かに、髪をセットして髭を剃っていれば、十分清潔感のある見た目になりますよね。

 

しかし、それだけではどこか垢ぬけない雰囲気であったり、清潔感はあるけどかっこよく見えなかったりすることはありませんか。

 

原因は眉毛にあるのかもしれません。

 

キリッとしている男性や柔らかい雰囲気を持っている男性の多くは、髪のセットや髭の処理に加えて、眉毛を丁寧に整えています。特に、女性のようにメイクをしない男性にとって、眉毛は顔の印象を理想に近づけるための大切なパーツです。

 

清潔感に加えて、引き締まったイメージや優しいイメージなど、理想の雰囲気を持った自分に変わりたい人は、眉毛を整えてみるのがよいでしょう。

【輪郭別】メンズの眉毛の種類一覧

眉毛は顔のパーツの一部でもあります。自分の作りたい雰囲気に合わせて形を整えるのもよいですが、まずは輪郭に合った形を理解しておくことが大切です。

 

最初に、輪郭別に似合う眉毛の種類を紹介します。

【丸顔向け】アーチ型

ややふっくらとした印象に見えがちな丸顔の輪郭には、半円状のアーチ型の眉毛が似合います。丸顔の人は顔のパーツが中心に集まっているケースが多いため、放射状に延びるアーチ眉はパーツのバランスを程よく整えてくれます。

 

また、ふっくらと見えがちな頬から顎のラインも、アーチ型の眉で縦長の印象を作ればスッキリと見えやすいです。

【卵型向け】ストレート型

バランスのとれた卵型の輪郭には、眉尻まで一直線に整えるストレート型がおすすめです。目の周りの骨のくぼみにそって自然な角度をつけることで、引き締まった凛々しい眉毛になります。

 

眉毛の太さは目の大きさに合わせるとよいでしょう。目が大きめで印象が強い人は眉毛をやや太めに、目が細めの人は眉毛も少し細めにすると、より似合いやすいです。

【面長向け】平行型

顔の印象が縦型になりやすい面長の輪郭には、横幅をアピールする平行型の眉毛が似合いやすいでしょう。目と平行に横に伸びる眉毛が、顔をふっくらと見せてくれます。

 

眉毛はやや太めを意識して、横幅をアピールし輪郭のバランスをとるのがポイントです。

 

【逆三角形向け】ソフトアート型

顎がシャープな逆三角型の輪郭は、鋭いイメージを持たれがちです。そのため、柔らかくカーブを描いたソフトアーチで丸みのある眉毛にするのがよいでしょう。

 

ただし、アーチの角度のつけすぎには要注意です。あくまで、目の周りの骨のくぼみに沿わせて自然なアーチにするのが似合わせるコツと言えます。

【ベース型向け】への字型

エラが張っていて丸みの少ないベース型の輪郭には、目線を上に向かせるへの字型の眉毛がおすすめです。眉尻に角度を付けて印象的なへの字型にすることで、目元に視線が集まりベース型の輪郭の印象を和らげてくれます。

 

顔の系統によっても似合う眉毛は違う

眉毛の種類を選ぶときには、輪郭以外にも顔のパーツの大きさや系統も参考にして決めましょう。

 

例えば、目が大きく顔のパーツがハッキリしたソース顔の人は、やや太めで印象強い眉毛が似合う傾向にあります。一方、目元が涼やかで切れ長なしょうゆ顔の人は細めの眉の方が馴染みやすいでしょう。

 

口や鼻のパーツが特徴的で目線が下に向かいがちな人は、眉毛をやや濃くして視線を引き上げる似合わせ方もあります。

 

自分自身の顔をよく観察して、どこに視線を集めたいのかによって、眉毛のデザインを調整していきましょう。

要注意！ダサい眉毛の特徴とは？

理想的な眉毛の形がだんだんイメージできてきたでしょうか。続いては、あか抜けないダサイ眉毛の特徴をチェックしていきます。自分で整えた際に、ダサイ眉毛にならないよう絶対に避けるべきポイントを知っておくことが大切です。

細すぎる

細すぎる眉は、表情の表現性を狭め無表情に見えやすくなります。眉毛が細すぎる人を見て「怖い」「怒っていそう」と感じたことはありませんか。これは、眉毛が細すぎることが原因の可能性があります。

 

本来、目の表情と連動して動く眉毛の印象が薄くなりすぎてしまうと、対面する相手に表情が伝わりにくく、威圧感や不安感を与えてしまいます。

左右が不均等

左右の眉毛の角度や長さが違うと、顔全体のバランスが崩れてしまいます。いくらよい形に整えられていたとしても、左右が不均等だとバランスが悪く見えるので注意しましょう。

眉尻が下がっている

眉尻が眉頭よりも下がってしまうと、いわゆる「困り顔」に見えてしまいます。頼りなく不安げな表情に見えてしまうため、気を付けましょう。

眉毛の長さにムラがある

眉毛の長さにムラがあると、毛が密集して濃く見えるところや、毛が薄く地肌が透けて見えるところができてしまいます。傍目からは色ムラがあるように映り、非常にバランスが悪く見えてしまうでしょう。

吊り上がり過ぎている

男性の引き締まった印象を作る際には眉毛を引き上げた形に整えますが、吊り上げすぎには注意が必要です。吊り上がった眉毛は怖いイメージや不気味なイメージを与えてしまうことがあるため、眉毛の角度は目の角度と馴染む程度に抑えましょう。

眉間の処理を怠っている

眉間の処理を怠って、眉毛が繋がって見えてしまうと、だらしなく清潔感のないイメージを持たれやすくなります。毎日鏡を見てすぐにわかる部分だからこそ、お手入れをしないことが清潔感のない印象に繋がってしまいます。

メンズの眉毛を理想の形に！初心者向けの整え方

眉毛は正しい手順で丁寧に整えることが大切です。続いては、初心者でも実践しやすい眉毛の整え方を紹介します。

【準備】眉毛カットに必要な道具

眉毛カットに必要な道具は以下のとおりです。

• 眉毛カット用のハサミ
• 眉毛カット用のブラシ（コーム）
• アイブロウペンシル
• 毛抜き
• シェーバー（カミソリ）

眉毛カットをする際に、下書きとしてアイブロウペンシルで理想の眉毛の形を描きます。色は黒やダークブラウンなど分かりやすい色味のものがよいでしょう。眉カット後に、描いた眉毛を消すためのメイク落としシートなども用意しておくのがおすすめです。

 

眉毛カットに必要な道具は、ドラッグストアや100円均一ショップなどでも販売されています。

STEP1.理想の眉毛の形を描く

最初に、自分の理想の眉毛をアイブロウペンシルで描きましょう。眉毛一本一本を描くイメージで線を描き足していきます。

 

眉毛を描くのが難しい場合は、眉毛用のステンシルシートを使うのもおすすめです。理想の形を左右同じように描くことができますよ。

 

眉頭、眉山、眉尻の場所を最初に決めてから、点を線で繋ぐイメージで描くのがコツです。

STEP2.毛流れをコームで整える

眉毛用コームで眉毛の毛流れを整えましょう。一般的に眉頭は下から上に、眉山にかけては前から後ろに、眉尻にかけては上から下に眉毛が生えています。

 

丁寧に整えながら、どの部分の眉毛をカットすべきなのかチェックしていきましょう。

STEP3.余分な部分をカットする

毛の流れに沿って、余分な部分をハサミで切ります。このとき、コームで押さえ過ぎていると必要以上に眉毛を短く切りすぎてしまう可能性が高いです。

 

まずは、コームで優しく毛流れを整えたまま支え、やや余裕をもって不要な部分をカットしましょう。眉山の内側など、ハサミでカットしにくい部分は毛抜きで眉毛を抜いて整えても構いません。

STEP4.シェーバーでアウトラインを整える

シェーバー（カミソリ）で眉毛の形の外枠となるアウトラインを整えましょう。産毛も一緒に剃り落としてしまうことで、眉毛の輪郭がハッキリと強調されます。

 

ただし、まぶたのあたりは皮膚が薄く柔らかいため十分注意しましょう。電動の眉毛用シェーバーを利用すると安全に処理できます。

メンズの眉毛の形の黄金比

眉毛を整える際は、顔の黄金比を参考に形を決めるのがポイントです。自分の目や鼻の位置に対して、どこに眉毛があるのがベストなのかを知り、黄金比を参考に形を整えましょう。

 

眉毛の始まりである眉頭は、小鼻の外側と目頭を結んだ直線の延長線上に位置するようにします。また、眉山は目の幅を3等分にした目尻側1/3の幅の中に収め、眉尻は小鼻と目尻を結んだ直線の延長線上に位置するようにしましょう。

 

眉毛用コームなどを当てて、実際に小鼻と目頭、目尻を結んだ直線の延長線上の位置を確認してみてください。

 

黄金比を参考にすることで、自分の顔のパーツの位置に合った眉毛のポジションが分かるようになります。

メンズの眉毛のお悩み・よくある質問

眉毛の整え方は分かったものの、人によってはクセがあったり薄かったりすることで、お手入れが難しいと感じる人もいるでしょう。続いては、メンズによくある眉毛のお悩みや解決方法を紹介します。

眉毛がクセ毛の場合はどうすれば良い？【解決のヒント・眉パーマ】

眉毛にクセがあり毛流れが複雑な人の場合、自分で眉毛を整えるのが難しいと感じるケースもあるでしょう。クセのある眉毛は、長さがムラになりやすく左右均等にするのも難しいです。

 

眉毛のクセに関するお悩みを解決するには、眉毛パーマがおすすめです。眉毛パーマは、専用のパーマ液を用いて眉毛を理想に近づける施術です。毛流れのクセを改善して、整った眉毛に仕上げることができるでしょう。

 

眉毛が薄い場合はどうすれば良い？【解決のヒント・眉アート】

もともと眉毛が薄く、形を整えるとさらに薄くなってしまうという人も少なくありません。近年、メンズメイクとして眉を描く男性も増えつつありますが、毎朝眉を描く時間を取れない、上手く描けないという人もいますよね。

 

そんな人には眉アートがおすすめです。皮膚の浅い部分に専用の色素を注入して眉を描くことで、自然に眉の薄さをカバーできます。顔の入れ墨と混同されがちですが、眉アートは入れ墨と異なり新陳代謝で徐々に薄まっていきます。その効果はおおよそ2〜3年と言われており、医療美容クリニックなどを利用するとより安全に施術を受けられるでしょう。

種類が複雑！そんなメンズには眉毛サロンがおすすめ

眉毛のお手入れが難しく感じる、大事な用事の前で絶対に失敗したくない、という人はプロに施術を依頼してみてはいかがでしょうか。

 

眉毛サロンでは、眉カットのスペシャリストが輪郭や顔のパーツ、なりたい雰囲気など丁寧なカウンセリングを行い、理想の眉毛の形を提案・施術してくれます。美容室で髪型を選ぶように、眉毛の形も選ぶことができます。

 

近年、眉毛サロンは注目を集めており利用する人も増えてきました。株式会社JULIA IVYが行った眉毛に関する意識調査 ※1 では、20〜30代の男性の約5人に1人がプロによる眉毛ケア（カット、脱毛、眉毛パーマなど）を受けたことがあると回答しています。

 

これまでプロの施術を受けたことがない人の場合、驚く程あか抜けるケースも少なくありません。はじめての眉毛カットを絶対に成功させたいのなら、眉毛サロンの利用を検討してみてください。

メンズの眉毛の種類を知って理想の自分になろう

今回は、メンズの眉毛の種類を輪郭別に紹介してきました。記事で紹介したように、輪郭だけでなく、顔のパーツの位置や系統、なりたい雰囲気に合わせて眉毛を整えることが大切です。

 

初めて眉毛を整える人でも、実践しやすい眉毛カットの方法も参考に、ぜひお手入れに挑戦してみてください。

「眉毛の王様」は、あなたにぴったりの眉毛デザインをご提案し実現するメンズ向け眉毛カット専門店です。初めての眉毛カットとして来店されるお客様も多くいらっしゃいますので、まずはお気軽にご予約ください。自分に似合う眉毛を知りたい方、あか抜けたい方のご来店を心よりお待ちしています。


※1 株式会社JULIA IVY　【メンズ眉毛トレンドに関する意識調査】～今どきの眉市場を知る「眉トレンド白書 by HOLLYWOOD BROW LIFT®」vol.6～2025年、男性の眉メイク事情が変化！（ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000084130.html ）

▼ご予約はこちらから